vol.239【わけぎ】

白ねぎと見間違えそうですが

わけぎは根の部分で見分けられます。

ねぎは1本1本独立して生えるのに対して

ねぎと玉ねぎの雑種ともいわれるわけぎは

球根で、漢字で「分葱」と書くように

結球した根本が分割して成長しています。

3月3日の桃の節句に「わけぎ和え」を食べるのは

子孫繁栄を願う伝統的な風習なのです。

 

香川では高松市岡本町を中心に栽培されています。

11月〜4月にかけて出回り

出荷量はこれから3月上旬にかけて増えてくる見込みです。

 

わけぎの調理といえば

「ぬた」など酢味噌和えが一般的ですが

ザクザク刻んでお好み焼きやチヂミにしても

炒め物にしてもおいしいんですよ。

青椒肉絲(チンジャオロースー)ならぬ

分葱肉絲=ワケギロースーもおすすめです。

<分葱肉絲 わけぎと豚肉の細切り炒め>

 

所要時間:15分

 

<材料>(2人前)

・ わけぎ…1束(4本)

・ 豚もも薄切り肉…150g

・ 肉下味…しょうゆ、酒、片栗粉、サラダ油:各小さじ1

・ 合わせ調味料…しょうゆ、酒:各大さじ1/2、塩:小さじ1/2、砂糖:ひとつまみ、

・ ごま油…小さじ1

・ こしょう…適宜

 

<作り方>

1)豚肉は細切りにして、肉下味の材料を入れたボウルでもみ込む。

2)わけぎは大きめの斜め切りにしておく。

3)合わせ調味料をあらかじめ合わせておく。

4)フライパンにサラダ油大さじ1(分量外)を入れて熱し、(1)を入れて炒める。肉の色が変わったら一度ボウルに取り出す。

5)同じフライパンに(2)を加えて強火で炒め、火がとおったら肉を戻し、合わせ調味料、こしょう適宜を入れて強火で炒め、最後にごま油小さじ1(分量外)をまわしかけたら出来上がり。

 

白いご飯といっしょに、わけぎがもりもり食べられる惣菜です。

お弁当にもどうぞ。