vol.236【ほうれん草】

寒さが増すにつれ、おいしくなってくる野菜があります。
そのひとつがほうれん草。
香川県全域で栽培され
夏の高温期を除いて9〜7月と長く出回ります。
11月から本格的に出荷量が増え
寒さが厳しくなる2月にかけて最盛期を迎えます。
これからどんどん甘みが増して
おいしくなっていきますよ。

天候の関係で、12月中旬までは
生育の遅れや早まりなど不安定でしたが
今は落ち着き、味も出荷量も安定しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほうれん草のアク、えぐみはシュウ酸によるもの。
さっと茹でて水にさらすことで取り除けます。
直接炒めたり、鍋に入れたり、サラダで食べても
よほど大量に摂ることがなければ問題はありません。

ほうれん草は和洋いろいろな料理に大活躍。
硬めに茹でて水気を絞り、冷凍保存しておくのも便利です。

今回は作り置きにも便利な
基本のごま和えをご紹介しましょう。

<ほうれん草のごま和え>

所要時間:15分

<材料>(2人前)
・ ほうれん草…1袋(約200g)
・ すりごま(白)…20g
・ しょうゆ…大さじ1
・ 砂糖…小さじ2

<作り方>

1)和え衣を作る。ボウルにすりごま、しょうゆ、砂糖を入れて
へらなどでしっかり混ぜておく。
2)ほうれん草は根も甘くおいしいので切り落とさず、根元に入り込んだ砂を
よく洗っておく。
根が太い(株が太い)ものは十字に切り込みを入れておくと、茹で上がりが
均等になる。
3)鍋に湯を沸かし、塩小さじ1程度(分量外)を加える。
ほうれん草を束に持ち、持ったまま根元と茎だけを30秒程度茹でたあと、
全体を沈めて再び沸騰したらさらに30秒。茹ですぎないよう硬めで
引き上げ、冷水にとる。
根元をそろえて水分を絞ってから、3−4センチの食べやすい長さに切る。
4)(1)のボウルにほうれん草をほぐしながら入れ、和えたら出来上がり。

ゆとりがあれば、皮むきごまを自分で炒り
すり鉢で軽くすったごまに調味料も加えて
すりこ木ですり混ぜると
とても香りのいい和え衣になります。